低酸素トレーニング、低酸素マスクの効果

高地トレーニングを行うマラソンランナーは有名ですが、トレーニングにも低酸素状態で行うことで心肺機能強化をする格闘家などが増えています。

低酸素マスクをつけることで、擬似的に酸欠状態を作り出し、低酸素トレーニングを行うことが可能であり、スポーツや格闘技で長時間動き続ける必要がある人にとってとても効果的なトレーニング方法になり得ます。

酸素運搬能力が高まり結果として運動能力が高まる

マラソン選手を始めとしてトップアスリートが標高の高い地域での高所トレーニングをしたり、ジムで低酸素状態を維持したままトレッドミルを走ったりと、低酸素状態を作り出してトレーニング、有酸素運動、練習をすることは今や常識になっています。

何が目的かというと、体に供給される酸素の量を減らした状態でトレーニングするためです。この結果何が起こるかというと、体が低酸素環境の中でいかに大量に酸素を取り込めるか必死に動き出します。

この動きが起こると血中ヘモグロビンが増え、体内に酸素を運びこみます。酸素が少ないわけですからヘモグロビンが猛烈に酸素を運び込まないといけない状態になってヘモグロビンの量を増やします。

結果として体の循環機能が全体的に上がり、通常の空気量の平地でのパフォーマンスが上がります。このメカニズムはハッキリとしているのでトップアスリートが高地トレーニングを取り入れているのです。

高所トレーニングのデメリット

高山地帯でトレーニングすることで平地でのパフォーマンスが高まることは当然ですが、体への負担が大きいことがデメリットです。
高所では酸素量が少ないため、そこでのトレーニングは平地よりも質が落ちてしまいます。長期間入れば平地と同じトレーニングの質をこなすことはできないので、スキルとしてのダウンは当然リスクとしてあります。

このことから色々な研究がなされています。

などです。体質や体調の問題からトレーニングの内容まで様々ですのでどれがベストなのかということはデータとして出ていません。

低酸素マスクを利用する

そこでコストをかけずにいつでも高所トレーニングができるように作られたのが低酸素マスクです。価格は1万円以下なのでかなり購入しやすい価格になっています。

低酸素マスクをつけてトレッドミルを走り、ウエイトトレーニングも低ウエイトで高レップをこなしてヘモグロビンの量を増やします。ある程度の期間を続けたら通常メニユーに戻してさらに長時間のトレーニングが行えるようになっているのでその成果を享受できます。

また、スパーリングや通常の練習メニューなどでも低酸素マスクをつけて行う日とそうでない日を混ぜるなどして臨機応変に対応できます。

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